1.物事に集中できないお子さんの親の接し方
2.主語、述語などが抜けている下品な会話言葉しか聞く機会のない子供は、極端に国語力不足
3.なぜ『国語』という教科があるのか?
4.親が横にピッタリついて学習させてもいいのか?
5.『子育ての難しい時代に』
6.『どうする文部科学省』
7.現在は、うちの子は大丈夫だと思っているご父兄様へ
最近の子供は、学力が低下しているように感じます。 特に、算数の計算力(反復と忍耐が必要)と国語力(問題文の内容を自分の頭と心で消化し、理解する力)が以前に比べ、平均的に不足しているのは明白な事実です。 原因はいろいろと考えられますが、最大の原因は『最も身近に接する親(親)』と『環境』です。 学力(学習する力)を身につけるには、まず集中力が必要です。 ではその集中力はどこで身につくのでしょうか? 実は、遊びの中で熱中することにより身につくのです。(お子さんが好きなマンガやアニメを見ていたり、好きな遊びをしているときに、”~ちゃん”と声をかけても呼ばれていることに気がつかない、といった経験はありませんか?) この経験をされているご父兄のお子さんには集中力があると言えます。 | ||
①物事に集中できないお子さんの親の接し方<親>いつも、ガミガミ怒っている⇒<子ども>心の状態が閉じたまま ↓ 周りの雑音を聞き流す癖がついている(ガミガミ怒る声) ↓ 学校や学習塾の先生の説明を集中して聞けない(雑音と同じ扱い) 幼少よりテレビゲームのしすぎ⇒遊びを自ら創造しない(受身)できない ○学習する上で自ら考えようとしない(自分で考えればできる場合でも) ○説明を聞き流す、集中して聞くことができない⇒ゲーム以外の遊びで集中(熱中)できない子ども | ||
②主語(~は)、述語(~です)などが抜けている下品な会話言葉しか聞く機会のない子供は、極端に国語力不足⇒学習に際して使う言葉は、確かに普段の会話で使用する日本語ですが、「話し言葉」と「書き言葉」は全く別だと考えて下さい。これは、英会話にも当てはまります。 ◆なぜ『国語』という教科があるのか? ⇒実は「書き言葉」と「話し言葉」はレベルが違うものだからです。 〔書き言葉を理解するために必要とされる力〕 一、文字(漢字)を知っていて、その意味も理解できている 二、文を自分の頭(心)に入れ、理解(消化)する力 ※この段階で、音読が必ず必要です。声を出して読むことにより、理解力が増します。「習うより慣れろ」です。 【一、二の段階をクリアーするには】 「漢字を書かせて覚えさせる」「国語の教科書を声を出して読ませる」ただこの単純な作業(最初は本人にとって、とてつもなく苦痛を伴う作業かもしれない)をさせるだけでいいのです。 ⇒しかし、その”させ方”が最も大切です。 ◇親が横にぴったりついて学習させてもいいもか? ⇒必要以上に手を出すとダメです。(※本人をダメにします) 音読中は、少しぐらい間違っても「あれっ?」と言って聞き流してやってください。そうすると本人は間違いに自分で気付くはずです 漢字が汚いからといって、親がその字を消すなど言語道断です。本人がきれいに書くという気持ちを持つまで、じっと耐えて待ってやるのです。書くことよりも、「書いて覚える」「覚えるために書く」ということの大切さを教えるべきです。低学年の場合は、短時間でいいので集中させる(時間より質)ことが大切です。ぐずぐず言う子どもの場合、前にストップウォッチを置いて「15分だけがんばれば遊べるよ」と集中できるように励ましてやって下さい。 もっとも、忙しく働いている親の場合”そんなことする時間がない”と言われるのも、よく理解できます。横につく必要はなく、親が用事をしている同じ場所で、音読をきいてやればよいのです。 ★当平野学舎では、この最も大切な過程(特に低学年において)を、横について身につけさせます。 | ||
③環境の要因昔のように、年齢の違う子ども同士の外での遊びがなくなった(これはよく塾や習い事のせいだと言われているが、塾がない田舎でも同様のことが起こっているので、塾や習い事が原因ではない)ことにより、年上の子どもから遊びを学び、どうしたらうまく遊べるかなどの工夫をする体験が不足しているので、勉強をする上での工夫を自分で考え出せない。また、外で身体を動かして遊ぶことは、危険を伴うことがありますが、人の本能として、その危険を回避するため、集中して行動します。この経験があるかないかも、学習にも影響します。 経験(体験)不足により特に国語の文での、主人公の気持ちになって考え(他人を思いやる気持ち)答える(表現力)ことが苦手(または全くできない) 子どもには、家でできる範囲のお手伝いをさせて下さい。そして、その手伝いが終わった時には必ず「助かった、ありがとう」と感謝の言葉をかけてやってください。お金より、感謝されることの方がとても嬉しいはずです。 手伝いをすることにより、どうすれば能率よくできるかと、子どもなりに考える力が身につき、それが学習する上で最も役に立ちます。もちろん、じぶんの身の回りのこと(時間割や着替えなど)も自分でさせるべきです。自分の身の回りのことができない子どもは、学習もできません。 手伝いをするようにと子どもに言った時に、子どもがお金を要求するのは、その親自身が、過去にお金で簡単に子どもを動かそうとした当然の結果です。 家族の一員としての役割を持たせることが、生きていく上でも最も大切なことの一つです。 | ||
『子育ての難しい時代に』 景気の変動や犯罪の増加、人間不信など子育てが大変難しい時代だと痛切に感じます。忙しい日々をお過ごしかと思いますが、子どもの時代はあっという間に過ぎるでしょう。その最も大切な時期に、どの親も手抜きをして子育てをしようと思わないどころか、大切に、よりよい人間(大人)になってほしいと心から願い、かわいがって育てていることと思います。 一つだけ、お願いがあります。小学校低学年ぐらいまでは、お父さんでもお母さんでも(両方ならなおよい)いいのですが、理由なくしてお子さんを両腕でしっかりきつく抱きしめてやって下さい。時間にすれば5分ほどでいいのです。[一度やってみてください。5分が意外と長く感じられます。]こうすることにより、親子関係を深めることにもなり、子どもに対して「いるだけで、生きていてくれるだけで親は幸せなんだよ。」という声なきメッセージを送ることになり、お子さんの心が安定します。心が安定していない(親の愛情不足)子どもは、学習に集中できません。 学校の成績が上がれば、お小遣いを上げてやるとか、テレビゲームを買ってやるなどの『かけひき』を子どもとしないでください。『かけひき』は親子関係には必要ありません。『かけひき』で子どもを産み、育てているのですか?学校の成績が上がったなら、心からほめてあげるべきです。心からほめられた方が、ゲームなどの物よりももっと嬉しいはずです。姑息なかけひきで子どもをどうこうしようなどとしてもダメです。 自信を持って、自分の考え(信念)で、全人格でぶつかる気持ちで子育てをしてください。そうすることが、お子さんにとって最も幸せで、また社会に出た時も社会に貢献できる人材となるでしょう。 『どうする文部科学省』 前回の、特に小学校の教科書改訂にともない、学習内容が実質半減したことをご存知ですか? 今回の小学校の教科書改訂に際して、文部科学省は「学習指導要領」(何年で何を学習するか文科省が決めたもの)は、最低基準であり、後は現場の教師に任せるという基準を示し、見事に責任回避[先進国で、学習内容を減らしている国は日本のみで、それにより学力が下がっている責任]をしております。 例えば円周率(円の直径に対する円の周りの長さは3.14倍)を”3”にしようかなど、ばかげた話です。なぜこのような話が出たのか?3.14という小数点が出てくると子どもが計算に苦労するから? ↓ | ||
◆教える量を減らしたからといって、学力は上がりません 教え方、もっと言えば、学力向上のために基礎作りを明示し、長年の経験による技法に基づいて指導できる教師が、存分にその力を発揮できる環境(システム)が必要です。 当「平野学舎」では、この環境が完備されています。先進国で義務教育の学習内容を減らしているのは、日本だけです。学習内容を減らすことには、「塾の団体」のみならず「企業」(他国との熾烈な競争をしている)も、もちろん大反対しております。 ●文科省の苦しみ(教育を受けさせる義務の放棄??)【第一の原因】:新小1生での集団行動ができない、授業中静かに説明を聞けない子どもの大量発生(授業参観中や入学式などの式典中に、携帯電話で会話したり私語をやめないバカ親の発生) これは、しつけられていない子どもが多いため、学校側がその機能を発揮できないという異常事態です。 【第二の原因】:(法律上の平等は民主主義国家のもとでは保障されているが)すべての結果においてみんな平等という歪曲した平等主義に基づき、簡単な学習内容でみんな100点を取ろうというバカげた考えに基づく教科書改訂 (例)運動会などでも1等・2等とつけないこと これは、学習面で努力をしても、しなくても100点を取れるということです。私は競争を否定するわけには行かないと思います。現に、企業は自国・他国にかかわらず、熾烈な競争によって利益を得ているのが現実です。しかし、学習面で他人より優れてさえいれば、それでよいという考えは否定します。 ここで言いたいのは、学習も苦痛を伴う作業であるのは事実で、ある程度の成果を上げるには本人の努力が必要で、その努力の結果に差が出るのは当然であり、その差は認めるべきであるということです。ほんの少しの努力で、いや努力といえない範囲のことで、全員が100点を取れるテストに意味はありません。 協力し合い、助け合う精神は大切です。しかし、他人を助けるには自分(本人)にそれなりの力がいることは明白です。その力を養うには、困難なこと、苦しいことも体験しないと「生きる力」など身につくはずがありません。 以上、長々と学習に関する内容をお読みいただきありがとうございます。まとめとして言いたいことは、塾は当然学力を上げる学習の場でありますが、学力を身につけるには『その土台が必要なのです』。また、小学校での成績(通知簿)では学力が本当に身についているかどうかは、親では判断しにくい状態になっています。 ⇒ではどうすればいいのか? 一度、当平野学舎の体験入塾(有料)をされてはいかがですか?期間は1ヶ月です。(週2~3日) ⇒なぜ1ヶ月も? 簡単です。じっくりお子さんの学習姿勢や性格、学習内容の現段階での理解度を丁寧に見させていただき、的確な「学習診断」をしたいからです。塾長の私自身が、精一杯の力で一人一人を見たい、伸ばしたいとの理由からこのような学習塾を開いております。 学習に慣れていない、学力不足のお子さんも、的確に、じっくり教えます。安心して体験して下さい。 ▼現在は、うちの子は大丈夫だと思っているご父兄様へ 脅かしではありませんが、今後どうなるかわかりません。”鉄は熱いうちに打て”です。また、予防医学という言葉をご存知ですか?病気になってから医者に行くよりも、病気にならないように予防することの大切であると言うことです。 当学習塾の塾生でも、中学生・高校生から途中入塾する生徒について、「もう少し早くうちの塾に入塾いただいておれば、小学校の間に本当の学力(学習の仕方)が身につき、本人ももっと楽に学習でき、成果がもっと上がり、喜びももっと大きいものになっただろうに」と、よく残念に思うことがあります。 当学習塾は、本当に教育熱心な、賢明な御父兄のお子さんの指導をしたいのです。大切なお子さんが病気になった時、どうされますか?本当にいい医者に診てもらいたいと思われるでしょう。そうです、いい医者(指導者)を本当に探しておられる御父兄と私は出会いたいのです。なぜなら、私はこの仕事に半ば命がけで取り組んでいるからです。塾を探されている御父兄から「本当にいい塾がわかりません。」と正直に言われることがあります。私は、いつも本当に「そうですね。」とうなずきます。本当にいい塾とは?御父兄の立場になった場合、わかりにくく、判断しにくいと思われます。実にいい加減な指導しかしていない塾でも、宣伝がうまいと、はやっていることも事実です。 大手だと安心ですか?では、大病院だとだれが手術しても安心ですか?ほとんどの方は、大病院でも手術の上手い外科医、経験豊富で患者のことを親身になって考える医者に手術して欲しいと願うのではないですか? 小さな中小塾ではありますが、御父兄の信頼を裏切ることのない経験と、熱意を持って指導しております。 ご興味のある方、または学習相談などをご希望の方は、下記へtelください。(授業中は、懇談日時の設定のみの短いお話で終わらせていただきますのでご了承下さい) 〔追記〕中学入試を目指される方へ どこの私・国立中学へ進学しようとも、学習の仕方が最も大切です。なぜなら、『自学自習』をこの受験期に身につけておかないと進学先での学習に対応できないからです。 『自学自習』とは 平野学舎でいう『自学自習』とは、大学入試においても必ず必要不可欠な“自分で考えて答えを出す”自分で調べられることは自分で調べる“何をどう暗記すればいいのか”など学習における基本姿勢=根幹になるものを身につける学習を意味します。 この『自学自習』を小学生の間にできる限り身につけて、私・国立中へ進学させます。わかりにくい算数の応用問題や理科の計算問題について懇切丁寧に教えます。そして教えた後必ず、類題や同じ問題のやり直しをさせます。が、やり直しをさせる方法が大切です。同じ説明を工夫してする場合もよくありますが、本人に参考書や『平野学舎独自のプリント』を見せて、考えさせ、手助けします。そうすることにより、本人自身が自分の弱点を認識し、また以前より深く理解できます。定着するまでこの作業は繰り返し行います。教える側も忍耐のいる作業です。また、用意している問題数は、算数だけでも数万題もあります。 教え方、勉強の仕方が大切です。教えられることに慣れすぎた生徒は、自ら考えることをせず、我慢せず、一方的に教えてもらうことを期待し、進学後伸び悩む生徒が大変多く、家庭不和にまでなっている親子が多いのをご存知ですか? 私・国立中学進学希望者のtelもお待ちしております。 |